ピアノって左手が難しいんだよなぁ。
右手だけならひけるんだけどなぁ。
左手は1本の指でも大丈夫ですよ!
コードの一番下の音だけを弾きます。
まとめ:左手はコードの1番下の音を1本指でポ〜ンと弾くだけでOK!
ピアノは左手が難しいですよね。
でも、この記事を読めば解決できます!
今回は、難しい左手の伴奏を「たった1本の指」で弾く方法を紹介します。
- ピアノ歴38年
- 40代〜70代の方が集まる音楽教室を開講
- らくらくピアノ認定講師1級取得
- 中学校音楽教諭二種免許取得
- 音楽健康指導士
10本の指で弾くのは難しい!
下の譜面をご覧ください。
この曲は「上を向いて歩こう」です。
下の段を左手で弾きますが、
左手の音符がたくさんあって、この動きが「左手は難しい!」と思う原因です。
次に、下の譜面を見てみてください。
上の譜面と見比べてみてください。
この2つの譜面、実は同じ曲です。
ピアノを習う場合、たいていは上のように、2段になっている譜面を弾きます。
しかし、下のように、メロディとアルファベットの記号「コード」だけが書かれた譜面で、
左手1本指だけでも立派な曲になるんですよ!
コードの1番下の音だけを弾く
では、どうやって1本指で弾くのでしょうか?
弾き方は、コードを見て1番下の音を弾くだけです。
コードの一番下の音=根音(こんおん)
といいます。
それぞれのコードの根音さえ覚えれば、
とっても簡単に弾けます!
例えば、「C」というコードは、
「ド」と「ミ」と「ソ」の音からできている和音です。
「C」の根音は「ド」になります。
※根音は「ルート」とも言います。
この「根音(ルート)」を、左手のお好きな指で「ポ〜ン」と弾けば、
左手を色々動かさなくても綺麗な伴奏になるんですよ!
左手1本指伴奏で弾ける楽譜は?
たいていのピアノ楽譜は、右手と左手の音符がたくさん書かれた楽譜です。
左手1本指で弾こうとする楽譜は、必ず「コード」が書かれた楽譜を選びましょう。
初心者向けの楽譜で、コードが書かれた楽譜を紹介します。
- 難易度
- 超初心者向け
- 難易度
- コードを詳しく勉強したい方向け
- 難易度
- コードの説明はないが弾き語りに向いている
これらの本にはすべて「コード」が書かれています。
コードと歌詞があれば、弾き語りもできちゃいますね!
左手1本指で弾きながら歌ってみましょう。
ピアノ左手の1本指伴奏 早見表
1本指伴奏のための早見表を作成しました。
左手1本指伴奏でサッと弾けるように、これだけ覚えておけば大丈夫です!
メジャーコード | 1本指で弾く音 |
---|---|
C | ド |
D♭ | レ♭ |
D | レ |
E♭ | ミ♭ |
E | ミ |
F | ファ |
G♭ | ソ♭ |
G | ソ |
A♭ | ラ♭ |
A | ラ |
B♭ | シ♭ |
B | シ |
マイナーコード | 1本指で弾く音 |
---|---|
Cm | ド |
D♭m | レ♭ |
Dm | レ |
E♭m | ミ♭ |
Em | ミ |
Fm | ファ |
G♭m | ソ♭ |
Gm | ソ |
A♭m | ラ♭ |
Am | ラ |
B♭m | シ♭ |
Bm | シ |
弾く場所はここ!
おつかれさまでした!
たった1本の指で左手の伴奏を弾く方法を紹介しました。
コードを見て弾けば、難しい左手も簡単に弾くことができますね!
「ポ〜ン」と弾くことに慣れてきたら、
「ポンポンポンポン」と弾いてみるなど、
左手の音の長さを変えたりして楽しんでみてくださいね。
コードはどうしても苦手・・・というあなたにおすすめの方法はこちら