ピアノを弾くときの指はどうやって鍛えたらいいの?
このような悩み、ありますよね!
- ピアノの指トレーニングの重要性
- すぐに実践できる指トレーニング方法
などを紹介していきます。
指のトレーニング方法に悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
- ピアノ歴38年
- 40代〜70代の方が集まる音楽教室を開講
- らくらくピアノ認定講師1級取得
- 中学校音楽教諭二種免許取得
- 音楽健康指導士
ピアノの指トレーニングはなぜ大切?
ピアノの指をトレーニングすることは、ピアノを上手に弾きこなす上でとても大切です。
指を鍛えると、
- 表現力が向上する
- 楽器に触れられない時間も練習ができる
- ケガが防げる
このようなメリットがあります。
詳しくみていきましょう。
表現力が向上する
ピアノの指を鍛える理由の1つ目が、表現力の向上が目指せるためです。
強く鍵盤を叩くときやテンポの早い演奏はもちろんのこと、優しく鍵盤を叩くときも指の筋肉は必要とされます。
手のトレーニングをすれば指の筋肉が強化されるため、強弱をつけた演奏やテンポが早くて高速で指を動かす演奏もしやすくなっていくのです。
何より、手に力を入れなくても弾けるため、リラックスして自分らしい演奏ができるようになります。
楽器に触れられない時間も練習ができる
ピアノの上達を目指すのであれば、毎日の練習が欠かせません。
とはいえ、大人は忙しいので毎日ピアノに向かうのが難しいときもありますよね。
そんなときにおすすめな練習が「指の筋トレ」です。
これだけでも毎日やっておけば、指のトレーニングになります。
忙しくてピアノに触れる時間が取れない人は、ぜひ移動中の時間やテレビを見ている時間に筋トレしてみましょう!
ケガが防げる
指の怪我を防ぐためにも、手の筋トレは大切です。
指の筋力や柔軟性が低いと怪我のリスクが増えてしまいます。
場合によっては、疲労骨折や腱鞘炎などの重度のケガで長期間練習ができなくなってしまう可能性も考えられます。
こういった怪我のリスクは指の筋トレで防げます。
ぜひ毎日取り入れましょう。
ピアノの指トレーニング方法
それでは、いくつかの指のトレーニング方法を紹介します。
あなたに合ったトレーニング方法を見つけてみてくださいね。
指を上下させるトレーニング
ピアノの指トレーニングとしておすすめの方法のひとつは、指を上下に動かすトレーニングです。
平坦な面に手のひらを置き、それぞれの指を一本ずつ上下させるというシンプルな方法です。
実際にやってみると、薬指を上下に動かすのが難しいと感じるかもしれません。
薬指は単独で動かしにくい指です。
この薬指を自由に動かせるようになることで、バランスの良い美しい音色を奏でることができるようになりますよ!
トレーニングの具体的な手順はこちら。
- デスクなど、水平な面に両手を置く
- 親指から順に、各指を上下させる運動を10回行う(左右同時でも片方ずつでも構いません)
両手の親指から小指までが1セットとなり、1日に3セット実施します。
この練習法を続けることで、指の筋肉力がぐんとアップしますよ!
指寄せトレーニング
次に紹介するトレーニングは、「指寄せトレーニング」です。
指寄せトレーニングの手順はこちら。
- 指を完全に伸ばし、一列に揃える
- 中指と薬指を中心にして、指を左右に広げる(この時点での形が基本の位置)
- 他の指は動かさず、中指だけを人差し指側と薬指側に交互に動かし、この動きを繰り返す
- 同じ動作を薬指で行う
最初は指が思うように動かなかったり、他の指が一緒に動いてしまったりすることがあります。
しかし、継続的にトレーニングすることで指の動きがスムーズになって速度も上がります。
フィンガートレーニンググッズを使う
次に紹介するトレーニングは「フィンガートレーニング用のグッズ」を使った練習です。
強さ調整もできるようになっていますので、あなたに合った強さでトレーニングができます。
ちょっとしたスキマ時間にもサッと使えて便利です。
ただし、長時間使用したり力を入れ過ぎたりしないように注意してください。
ピアノの指トレーニングをするときの気をつけたいポイント
指のトレーニングをするときには、気をつけたいポイントがあります。
トレーニングをするときの参考にしてください。
事前に手のストレッチやマッサージを行う
1つ目のポイントは、トレーニングの前にストレッチを行うことです。
いきなり筋肉に力を入れたり早く動かしたりすると、指がつってしまったり思わぬケガをしてしまったりする危険性があります。
筋トレをするときは、必ず前準備として指のストレッチや手のマッサージを行ってください。
- 手の甲を上に向けて指を1本ずつ反らせる
- 指の間を1本ずつ広げる
- 軽くグーパーする
- 手のひらや指を気持ちいい強さでもみほぐす
上記のような簡単な準備を行い、ケガを防ぎましょう!
やりすぎないように気をつける
2つ目のポイントは、過度なトレーニングをしないことです。
ついやり過ぎて逆に指を痛めてしまうこともあります。
無理に強い力でトレーニングすると、筋肉を傷めてしまうかもしれません。
1日にたくさんトレーニングするのではなく、毎日少しずつ継続的に行うことを意識してください。
まとめ
今回は、ピアノの指トレーニング方法をいくつか紹介しました。
今回ご紹介した指のトレーニングは、すぐに実践できるものばかりです。
ぜひ毎日の習慣として取り入れてみてくださいね!
思わぬ怪我を防ぐためにも、筋トレ前はストレッチやマッサージをして、過度にトレーニングしすぎないように気を付けましょう。